物乞いが与えてくれたもの
どーもだっちーです!
インドに来てよく見かけるのが”物乞い”。
老若男女問わず存在し、観光地にも多いが割とどこにでもいる。
日本では道端で芸や特技を披露してお金をもらう"バスキング"をしている人はいるものの、ただお金を乞う人はほとんど見かけない。
これは文化の差なのか、貧富の差なのか。。。
物乞いをしている人にも様々な人がいる。
足や手が無く働きたくてもなかなか働けない人や子供にミルクを飲ましてやってくれとお金をせがむ母親、派手な格好をして写真を撮ってもらいそのお代を請求する子や寺の出入り口で座って足を掴んでお金をもらおうとする子、お金じゃ無くて米とかでいいから入れて欲しいおばあちゃんや道ゆくお金をくれない人を睨みながら手を出し続けるおじいちゃん。
他にもいろんな人がいた。この光景を見てどう思うだろうか。
僕は最初、インドという国ではこの光景が当たり前でインド人たちにとっては物乞いをしている人たちがいることが”普通”の生活なんだと受け入れた。
日本での"普通"とインドの"普通"は文化、環境、経済、人種、宗教などが違うのだからそれぞれが思う"普通"は違って当然だと。
でも本当にそうだろうか。いつかブログのテーマにするであろう”普通”というキーワードに対して僕は寛容でいたいと思っていたし偏見はしたくないと思っている。だから自分が思いたいように受け入れた。
それは都合が良くないか?
他の人から物乞いのことについてどういう人たちなのかって情報を聞いたことはあるものの、直接物乞いをしている人に聞いたわけではない。
その人たちの過去や事実も知らないのにこの国の”普通”と決めつけて一人一人を無視している。
怪我をしたり職を失って仕方なくしてる人もいればビジネスとしてモノを売って働くより儲かるのかもしれない。
ほんとはこんなことしたくないのにプライドを捨てている人だっているかもしれない。
それはその人一人一人に聞かないとわからない。
一人一人に聞くなんて不可能に近いしそこまでの熱量は僕には正直無い。
ただインドで多種多様な物乞いと出会って僕の考え方が少し豊かになったことについて彼らに感謝している。
この旅での目的の一つの多様な文化や人種と接し、広い視野と多くの視点を身につける一歩となった。
"百聞は一見にしかず"という言葉からもあるように、第三者から聞いたことよりも自分の目で見ることが重要だと思って飛び出したこの世界一周の旅で、自分の目で見た情報は確かだがその情報以上のものは接してみないとわからないし決めつけることは自分のためでしかないなと感じた、そんな日だった。
日常生活でも相手との会話で反論したり納得したりする前にその人のバックグラウンドについて考えて判断しようと思った。
ただその意思を常に持ち続けることが難しいんだろうな。
写真は派手な格好をして写真を撮ってもらい、写真代としてお金を要求する少女。
可愛らしかったので撮って、硬貨を払った。
いつかこの少女が大人になった姿を見て見たい。
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