コロナがくれた休校中の小学生との出会い② 子供の進化と嬉しいニュース
どーもだっちーです!
以前(コロナがくれた休校中の小学生との出会い① オンライン授業の試行錯誤 - だっちー日記)の続き。
世田谷おうち学校では朝みんなで集まる学校でいう"朝の会"のようなものを実施したり、おやつの時間などをzoom上で行い他の友達と顔を合わせる時間を作り、なるべく学校とのギャップを減らす努力もなされている。
また、個別授業とは別に選択授業というものも実施している。
歌、漫画、ダンス、英語、お絵かき、世界のことなど毎日いろんなジャンルの授業があり、子供たちが興味を持った授業を選んでみんなで受けることができる。
学校の授業では学ばないようなことも学んだりするので、コロナが完全になくなり学校が始まってもこの取り組みの必要性は第2の学校、もしくは家庭・学校とは違う第3の居場所としてあるのではないかと個人的に思ったりもする。
僕も授業をしている子供も少しづつ授業に慣れてきたそんな頃。
彼がよくパソコンに手を伸ばすことが増えた。
zoomのホスト(管理者権限)がご両親の方にあったので、最初の方はzoomの無料版だと出てくる"アップデートしますか?"のボタンをどうするかなどのことで度々親を呼ぶなどしていたが、その対処法が何度も授業していくうちに身に付いていたのだ。
それに加えて、ホストを僕に変えるようにもなった。
え、どこでそんなん覚えるんやと思ったら、両親によると先述したおやつタイムの時に子供達の間でホスト渡し(ホストを誰かに勝手に変えて遊ぶやつ?)というのが流行っているらしくて笑
ちょくちょく授業の合間にホスト渡しをしてきて授業が少し中断することも。
ただパソコンを自分で少し扱うことが小学2年生でできているのがすごいなって思ったりパソコン使える自分っていう自己肯定感も上がったりするのと同時にコロナのおかげで学ぶことができたことなのかなぁとポジティブにも感じられる。
なんなら僕が画面共有して説明したい時に"画面共有できるように許可して〜"って言ったら普通に設定できたりしていてめちゃビックリしたりもした。
ただそんな世田谷おうち学校のオンライン授業は小学校が休校したために行われたもの。
よって6月から授業が再開され始めると、そこでお別れの時がやってくる。
最後の授業の時、家族全員と画面越しにご挨拶。
あ〜2ヶ月平日ほぼ毎日画面越しにではあるけど会ってたのがなくなると思うと、もっと教えてあげたかったな〜っていう感情も出てくる。
彼は照れているのか最初に会った時と同じようにクネクネしていておとなしい。
挨拶も終わってzoomを閉じ、いつか対面でも会ってみたいな〜と思っていると管理者の方からこんなメールが。
おいおいそんなこと聞いてしまったら涙出てくるわぴえんとか感動してたら続いてメールがきた。
ボランティアとして、自分の経験のためにも、生活リズムを壊さないようにするためにもいいなって思ってやり始めたことが授業料を払うのでもう少し続けて欲しいと言われて本当に嬉しかった。
今までやってきたアルバイトで稼いだお金の価値よりも何倍も価値のある言葉だった。
授業料を頂くということでプレッシャーを感じつつも、これまでやってきたことに価値を見出してくれたと受け取り、今まで通りの授業を行う。
お別れしたはずの先生が画面の中にまた当たり前のように現れた彼の感情は僕が小学生の頃には感じられなかった感情だが、どこかで同じような経験をしたような気がするなとも思った。
子供が必要としていることってなんだろうとか、1つ1つの言葉に気を付けないとなぁとか考えることが多くなった。
行動しようとしてた時期にコロナで動けなくなって、でもだからこそできたこの経験。
そういう機会を作ってくれた方々のことを本当にありがたく思う。
続く。。。
世田谷おうち学校
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