インド・バラナシでの神聖な火葬

どーもだっちーです!

 

インドのバラナシ(もしくはワーラーナシー)という都市を知っていますでしょうか。

インドを斜めに走る大河ガンジス川沿いに位置する都市です。

ここバラナシで有名なのはなんといっても火葬場。

死者を川岸で火葬し、灰を川へ流すことが死者に対する最大の敬意と、インド人の9割が信仰するヒンドゥー教では言われています。

また、子供、妊婦が亡くなった場合や、事故死、疫病死などの亡くなり方の場合にはそのまま水葬される。つまり川にそのままの形で流されるのです。

日本でやれば死体遺棄で捕まりますね。

 

そしてバラナシはヒンドゥー教の聖地とされ、死をこの場所で待とうと多くの人が集まってきます。

その火葬の様子は見せ物ではないので観光客が写真を撮ろうとすると怒られます。(倫理的に死者を撮るのってどうかと思うしね)

でも近くまで行って火葬の様子を見ることはできます。

ただ、見物料が必要だと言って金を巻き上げようとする人がいるので気をつけて無視するようにしましょう。

 

町の方から川岸の火葬場まで布で包まれて担架に乗せられた死体が担がれて運ばれていきます。

おそらく葬儀屋のようなところから運び出されるのでしょう。

火葬場にもカーストによって大きい火葬場や小さい火葬場があるようです。

布にオイルを撒かれ、着火。

燃えていくと、布が焼けて足や顔が見え、それが骨だけになっていくのがとてもリアルです。

いつの間にかその火が燃え尽きてしまうまでじっと見ていました。不思議な力。

火葬を見守る家族がいる傍ら、火葬なんて関係なく行き交う牛、火葬によって落ちた骨をしゃぶる犬、町の人や観光客など不特定多数に見られるなど日本では到底考えられないですね。

これが文化、宗教の違いというもの。

インド人は倫理観がおかしいと言うのはナンセンスです。日本人が死者をオーブンの中に閉じ込めて焼くと言うのも言及されますよ。

 

そんな死者が集うバラナシはやはり静かで悲しむ都市なのでしょうか?

 

答えは真逆です。

 

夜はほぼ毎日お祭り状態。

 

 

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とても盛り上がっているお祭り状態の祈り ボート上より撮影

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綺麗なライトアップ ボート場より撮影

 

ダンスや歌でお祈り?をステージで大音量で披露していました。

この場所で死ねることは喜びなのですからヒンドゥー教徒にとっては当たり前のことなのでしょう。

このお祭りは陸から見るだけに限らず有料のボートからも見ることができます。(火葬場巡りボートツアーの最安は100ルピー?50ルピーで交渉しても応じてくれるところがなかった)

このボートから見る、暗い夜に燃え続ける火葬場はとても美しく、心に響くものがあった。

 

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暗闇に燃え盛る火葬場

 

ただこのボート、あまり夕方に乗るのはオススメできない部分がある。

それはお祭りが終わるまでボートの上に乗ったままなのである。

ちょっと乗船時間長い。いや結構長い。いやお腹空いてイライラするくらいには長かった。

まあそれを考慮して乗ることをオススメします。

 

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ボートで出会った仲間たち 地元バラナシだそう

 

そんな神聖な都市バラナシへ、インドへ寄った際にはぜひ一度訪問して自分の目で見てほしい。

すると何か感じるものがあると思います。

 

 

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